海外挑戦の話
NBAライターの宮地陽子さんと小永吉陽子さんのツイッター上のコメントに非常に共感しています。ちなみに、宮地さんは約10年前の田臥選手がNBAに挑戦していたときにも同じようなコメントをなさっていました。
日本(特に男子)が強くなるには、海外でもまれる必要が絶対的に必要だと個人的にずっと思っています。
それも単発なトライアウトなどの挑戦ではなく、長期、シーズンを通してチームに在籍する、海外リーグを経験するという「もまれる」経験です。
アメリカを始め、バスケが強い国の選手というのは、まずNBAや自国のトップリーグ等を目指し、それが叶わなければ、Overseasへ、すなわち外国のプロリーグでのプレイを望みます。NBAでなくても、外国のリーグでもまれる選手がいっぱいいるのです。対照的に、日本から外国で(大学等も含む)プレイしているのは数え切れるくらいです。
僕が留学時、在籍していたチームのメンバーの中でも、卒業後、メキシコ、日本、イスラエル、ドイツ、ルーマニアなどなどでプレイしていたり、誘いがあった選手達がいました。
この差は、非常に非常に非常に(強調!)大きいと思います。
すなわち、この差が縮まらない限り、日本と世界の差はなくならない、と考えています。
逆に、別に強くならなくても、日本のプロリーグでプレイできれば満足、であればそれはそれでいいとも考えることもできます。それでもいいのかもしれません。選手もお客さんも幸せならそれがいい。
ただ、いつかは見てみたい。
日本のバスケットがオリンピックで、レブロンやデュラントのような1流選手達と決勝で対戦し、勝ち、金メダルを取る瞬間を。
本気でやれば、いつかは叶うものだと信じています。
カズ選手も野茂英雄さんも、周りに絶対無理だとか色々言われて、馬鹿にされながらも、自分を信じて挑戦して道を切り開いてくれました。そして結果として、Jリーグの発展、大リーグへの貢献、海外組挑戦者・活躍する選手の増加、に繋がりました。
バスケもやればできる、やってやれないことはない、そう思います。
自分は、日本バスケ界の発展のため、今できることからちょっとずつやっていきたいと思います。