ドイツバスケットボールリーグのシステム

琉球ブービー

2011年03月04日 23:01

多くのバスケを愛する人々に日本だけでなく海外のバスケ事情を知ってもらいたい!
と思い、今回ドイツのバスケリーグをちょこっと紹介してみたいと思います
上からいくと、

1.ブンデスリーガ(トップリーグ)

2.PRO A(ブンデスリーガの2部という感じ!)
3.PRO B(ブンデスの3部相当)

4.Regionaliga 1 (4部)
5.Regionaliga 2(5部)

6.Oberliga

7.Landesliga 1
8.Landesliga 2

9.ツバイテリーガ 1(名前はこんな感じだったような・・・)
10.ツバイテリーガ 2

まだまだ下にいくつかあるようです!
1部から3部までは完全にプロチーム
3部にはブンデスのユースチーム(大学生の年代の選手達)も参加していてそれはプロチームではないそうですが、ゆくゆくはプロになる選手の卵達でしょう。

さて、「Regionaliga 1」ですが、この「4部」の方は、チームによって契約形態がそれぞれ違うようです。人から聞いた話によると・・・
ほとんど皆がプロ契約しているチームもあれば、外国人選手(アメリカ人など)をプロ契約で雇っているチーム、そしてお金をもらわずに皆他の仕事をしながら参戦しているチームもあります。

今、ドイツでプレイしている日本人、和史(元RBC東京)と武井さん(元bj富山グラウジーズなどに所属)はベルリンバスケッツに所属(Regionaliga 1)していて、このチームの選手達は本当に大きい!!!ほとんど190cmや2m台ばかり。巨人チームです!

自分のいる「Regionaliga 2」は、プロ契約している選手もいますが、その数は4部に比べれば少なくなります。しかし、自分のチームで言えば、元プロ選手が在籍していたり、PRO Aからヘルプで5試合だけヘルプにくる選手がいるなど(ダブルライセンス:2つのリーグに出場可能。例えば、ProAに籍がある選手は、その下のリーグで5試合だけ出場可能。)といったケースもあります。

Oberligaから下のリーグでプロ契約はないようです。


自分のリーグ(5部)は、ドイツ内の「North-East」グループに分類されています。
その他に8つほどのグループがあり、1グループに13チームほどあるので、5部で言えば約100チームがドイツ国内に存在します。4部も同じですね!3部以上はプロになるので、チーム数は狭まります。なので、4部から下は、日本のサッカーでいう「JFL」みたいな位置づけになります。

そしてやはり、ドイツリーグの面白い点は、シーズンでリーグ1位になれば1つ上のリーグに上がれる権利があるということ

すなわち、Regionaliga2 →Regionaliga 1→Pro B→という風に上がっていけるシステムになっています。しかし、3部以上になるとドイツ国内を移動しなくてはいけないため、チームには十分な資金が必要となり、スポンサーも必要になってきます。なので、たとえば、Regionaliga1で優勝しても、PRO Bで戦うだけの十分な資金がないとか、チームの選手達がRegionaligaに留まりたいということで上にあがらないこともあります。

スポンサーがついているチームは、琉球キングスのようにユニフォームにそのスポンサーのロゴマークなどがバッチリついていてカッコいい

プロ契約選手はアメリカ人がやはり多いですが、世界中のいろんなところから来ています
日本の有望な選手達もサッカーの本田選手(まだロシア?)や香川選手(ドイツ)達のように、海外のリーグに挑戦・参戦して個人のレベルアップをするのもありかと思います。
将来、サッカーや野球のように海外のバスケトップリーグで活躍する日本人がどんどん出てくるといいな~と今から楽しみだし、絶対出てくると信じています^-^
日本人2人目のNBA選手がまた現れるのも非常に楽しみです!


アトランタホークス VS デトロイトピストンズの1戦: On 2010年3月





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