2015年02月17日

NBAという夢

スラムダンクの著者、井上さんが描いた漫画に「ブザービーター」というものがあります。
知っている方も多いと思います。

そこでの1コマで、

「宇宙リーグは地球人の手の届かないところにある。それが定説さ。でもそんなこ誰が証明できる?」
「宇宙リーグは地球人には無理。それを証明できるのはほんとは地球人だけなんだ。地球人自身がそう思っているならいつか定説は本当になるんだ。誰かがそんなもんウソだと言ってやらなくちゃ・・・」

という箇所があります。お気づきの方もいると思います。
地球人を「日本人」に変えて、宇宙リーグを「NBA」に変えてみてください。

これは、井上さんから、日本人バスケ選手、そしてそれに関わっている人たちへのメッセージだと思います。

「NBAは日本人には無理」

そういう言葉が、日本バスケ界にありました、というか今もあることはあります。
無理なんでしょうか?

日本人よりも小さい165cm(ボイキンス)や160cm(マグジー)のアメリカ人のNBA選手がいるのに日本人に無理だって、不可能だって簡単に言えること、それが広まってしまっていることが非常に悔しいです。

しかし、田臥選手が2004年に日本人として初めてNBA選手になりました。
これは歴史的事実であり、快挙です!おかげで、日本人には無理という定説は崩れました。

それでも、やっぱり通用しない、という声はなくなりません。

日本人NBA選手は誕生した、次にすることは、通用するように鍛錬することだと思います。
前の記事でも書きましたが、慣れることです。

先述した、ボイキンスやマグジーはおそらくアメリカで生まれ、アメリカで育ち、バスケ王国アメリカのバスケ環境で育ちました。例えば、日本人が同じ環境で生まれ、育ち、同じバスケ環境で育つと同じようにNBAで活躍する可能性は日本にいるより高いはずです。アメリカで生まれた時点でアメリカ人ですが(笑)

良い例が、台湾人の両親を持つ、ジェレミーリンですね。

何が言いたいかというと、「慣れる」ということに尽きると思います。
ボイキンスやマグジーはあの環境でずっとプレイし続けているから、小さくても屈強なアメリカ人選手にも対抗できる、通用するテクニックや能力を身につけたと思っています。本人の努力はもちろんですが。

まとめとして、「日本人には無理」といって、挑戦も何もしなければ無理のままです。
小さな子どもに、難しい技を見せて、させようとすると「むりーできない」と言います。
だけど、やっていくうちにできるようになっていくんです!

NBAは日本人には無理、という言葉、状況も全くこれと同じだと思っています。
オリンピックで金メダルも、

やってやれないことはない、
やらずにできるわけがない、
やればできる。


だと信じています。
日本のバスケ界の発展を心から願っています。



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Posted by 琉球ブービー at 18:11│Comments(0)
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